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コラム

知財ひろばのコラムへようこそ

当センターは、知的財産に特化した紛争解決を、調停や判定などを通じて解決する、民間の裁判外紛争解決機関です。
我々のコラムをお訪ね下さった方は、センターが取り組んでいる調停に多少なりとも関心をお持ちの方だと思います。

さて、この調停に、皆様方はどういうイメージをお持ちでしょうか。

①裁判所の代りに誰かが判断してくれる!
②お上でもないのに、その判断信頼できるの!
③今まで、どんな判断をしてきたのか分らないので、頼みづらい!

まあ、こんなところでしょうか。
実は当センターで、調停についてアンケートをとったことがあります。
どのアンケートも大体同じ傾向を示しているので、上記①~③は、大企業も中小企業も含め、世間一般のイメージを代表しているような気がします。

しかし皆さん、少し違うのです。
センターの調停は、裁判所のように上から目線で判断するわけではありません。専門家としての意見は提示しますが、それを参考にして頂いて、当事者同士の話し合いで解決するものです。
もちろん、センターはその話し合いがうまくまとまるように協力します。ゆえに、センターの調停人はファシリテータに近いのです。

そうすると、調停では法律問題の是非も検討はしますが、ビジネス全体の進め方を協議して、両当事者がビジネス上満足できる解決も可能なわけです。
裁判だと、判決が出れば、一方は勝っても他方は負けで、負けた方は不満に思います。裁判上の調停もありますが、多くは、賠償金額を調整するに止まり、やはり不満は残ります。これに対し、センターの調停は、手続において調停人・両当事者の全員参加で落し所を探りますので、調停成立に向けて双方とも満足する和解案を構築しやすいのです。

当センターは、皆様方の満足のために今後も努力していきます。困ったときは、どうぞセンターに相談してみて下さい。

弁理士 山内 康伸

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