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事例集

事例3:商標権侵害

1.背景

海外の著名な登録商標の使用許諾を受け、我が国である製品の製造販売をしているX社は、同一製品の製造販売をしているY社に対し、商標使用の中止を求める警告書を送ったが、商標登録の無効を主張され、決着の糸口を掴めなかった。そこで、X社は調停を申し立てた。

2.申立の趣旨

X社は、商標権侵害行為の停止と損害賠償とを求めた。

3.被申立人の主張

商標権の登録は、商標法第3条の顕著性の要件を満たしていないため、無効である。

4.争点

商標登録の有効性。

5.結論

(1) Y社は、X社に対して和解金として金百万円を支払い、今後1年間に限り在庫品の販売を行う。
(2) Y社は在庫品について広告をしない。

6.本事例の特徴

商標登録の無効理由の抗弁と、商標権侵害とが争われた例であるが、調停人の調停案が双方に受け入れられ迅速に解決できた。

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